ネットワークの障害試験を実施しているときに、 「アップリンクしました!」と誤った表現をしている人がいたので、 ネットワーク担当以外の方には馴染みにくい単語なのかと思い、記事にしてみます。
リンクアップ
ケーブルを接続する、または接続ポート(インタフェース)が閉塞解除されたことで、 ネットワーク機器接続ポートのLEDが点灯した状態のことです。 大半のネットワーク機器では、「no shutdown」や「enable」で閉塞解除できます。
リンクダウン
ケーブルを抜線する、または接続ポート(インタフェース)が閉塞されたことで、 ネットワーク機器接続ポートのLEDが消灯した状態のことです。
アップリンク
2つ意味があります。
広帯域ポート
例として、大半は1GbpsまでのRJ-45コネクタであっても、
数ポートだけ、SFPを装着することで10Gbps接続等、広帯域のポートとして利用できることがあります。
このポートを「アップリンク」と呼びます。
上流ポート
ネットワーク環境の中心や、外部(インターネット)に接続されているリンクのことを、 「アップリンク」と呼びます。
ダウンリンク
反対に、クライアントやサーバなど、端末が接続されているリンクのことを、 「ダウンリンク」と呼びます。