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ネットワークのリンクアップとアップリンクの違いは?

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ネットワークの障害試験を実施しているときに、 「アップリンクしました!」と誤った表現をしている人がいたので、 ネットワーク担当以外の方には馴染みにくい単語なのかと思い、記事にしてみます。

リンクアップ

ケーブルを接続する、または接続ポート(インタフェース)が閉塞解除されたことで、 ネットワーク機器接続ポートのLEDが点灯した状態のことです。 大半のネットワーク機器では、「no shutdown」や「enable」で閉塞解除できます。

リンクダウン

ケーブルを抜線する、または接続ポート(インタフェース)が閉塞されたことで、 ネットワーク機器接続ポートのLEDが消灯した状態のことです。

アップリンク

2つ意味があります。

広帯域ポート

例として、大半は1GbpsまでのRJ-45コネクタであっても、 数ポートだけ、SFPを装着することで10Gbps接続等、広帯域のポートとして利用できることがあります。 このポートを「アップリンク」と呼びます。 f:id:takashi-tobey:20200729230015p:plain

上流ポート

ネットワーク環境の中心や、外部(インターネット)に接続されているリンクのことを、 「アップリンク」と呼びます。

ダウンリンク

反対に、クライアントやサーバなど、端末が接続されているリンクのことを、 「ダウンリンク」と呼びます。

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