背景
Windows10のサポート終了が近づいているため、新しくWindows11のPCを使用し始めました。しかし、使ってみるとWindows10とは異なる動作があり、戸惑うことがありました。
今回は特に困った2つの問題について、その解決策を紹介します。
困っていた点
(1) キーボードのキーを押すとPCの電源が入ってしまう
PCがシャットダウンしている状態でも、キーボードのキーを押すと勝手に電源が入ってしまう現象が発生しました。
(2) シャットダウンしてもUSB接続されたゲームコントローラのLEDランプが常時点灯する
PCの電源を切っても、USB接続のゲームコントローラのLEDランプが消えず、常時点灯している状態になってしまいました。
(beatmania IIDX INFINITAS で使用するPHOENIXWANというコントローラです)
解決策
これらの問題はBIOSの設定を変更することで解決できました。
BIOSが起動してからのキーボード操作はEnterキーで決定、Escキーでキャンセルです。
しかし今どきのBIOSはマウスでも操作できることに驚きました。
(1) キーボードのキーを押すとPCの電源が入ってしまう問題の解決策
1.PCのBIOSを起動する(私のPCでは電源投入直後にDeleteキーを連打しました)
2.Advanced → Wake Up Event Setup に進む
3.Resume By USB Device を [Disabled] に変更
この設定を変更することで、USB接続されたデバイス(キーボードなど)によるPCの起動を防ぐことができます。
(2) シャットダウンしてもUSB接続されたゲームコントローラのLEDランプが常時点灯する問題の解決策
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同様にPCのBIOSを起動する
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Advanced → Power Management Setup に進む
3.USB Standby Power at S4/S5 を [Disabled] に変更
この設定を変更することで、PCがシャットダウンした際にUSBポートへの電源供給を停止することができます。
効果がなかった策
(1)の問題を解決するために、以下の方法も試しましたが効果はありませんでした。
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デバイスマネージャーでキーボードのプロパティを開き、「電源の管理」タブのチェックをすべて外す
一応参考画面を添付しておきます。
Windowsロゴ横の検索窓から「管理」を検索して「コンピューターの管理」を開きます。
「キーボード」内のデバイスを右クリックしてプロパティで「電源の管理」タブ内容のチェックを外します。
この方法では、Windowsが起動しているときの電源管理には影響があるものの、BIOSレベルの設定には影響を与えないため、問題の解決には至りませんでした。