AnyConnectはCiscoのVPNクライアントです。 主にCisco ASAという機器と合わせて安全なリモートアクセスを実現します。
VPN環境の導入については下記の記事も参照ください。 www.it-enjoy.com
本件はAnyConnectのバージョン管理と情報収集に関する記事です。
基本的に最新版を使えば問題はないはずですが、 バージョンが変わると動作が変わることが稀にあるため、 エンドユーザが勝手にバージョンを変えてしまうことを防ぎたいものです。
バージョン管理について
AnyConnectはPC版(Windows / Mac / Linux)とモバイル版(iOS / Android)があります。 種別によってダウンロード先が異なります。
種別 | ダウンロード先 |
---|---|
PC版 | Software Download - Cisco Systems |
モバイル版 | App Store または Google Playストア |
PC版のダウンロードにはCiscoのパートナーアカウントが必要ですので、 エンドユーザが勝手にバージョンアップをすることは少ないはずです。
問題はモバイル版です。 ユーザが自分でApp Store等から更新できてしまいます。 なので、MDMツール(Microsoft Intune等)を使用し、所定のバージョンのみを利用可能に制限するのが、 一般的な施策だと思います。 導入が難しい場合は、利用マニュアルによるユーザ周知で対応することになります。
リリースの情報収集について
リリースノートの確認
リリースノートは下記から確認できます。
例えば、下記の箇所をクリックしてみます。
すると、当該バージョンで解決した問題(バグ)や、未解決のものが確認できます。
AnyConnectの公式Twitterの確認
意外なことにAnyConnectの公式Twitter(@anyconnect)があります。 タイムリーな情報が得られる可能性があるため、チェックをおススメします。 twitter.com