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Excelでリストにできる空白を削除(非表示)する

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Excelの「データ」→「入力規則」→「リスト」で、 リストから入力させる機能をご存知の方も多いと思います。

下記のように元の値をセル範囲で指定すると、 セルの内容が変わっても、入力規則として入力した式の更新が不要です。 他人に入力させる項目を、別の計算式で使用したい場合に便利です。 f:id:takashi-tobey:20200427141303p:plain

このような形に仕上がります。 f:id:takashi-tobey:20200427141334p:plain

元の値が横並びでもできます。 f:id:takashi-tobey:20200427141408p:plain

ただ、セル結合(行 or 列を問いません)がある場合は、 このように空白がリストに含まれてしまいます。 f:id:takashi-tobey:20200427141622p:plain

リスト作成時、「空白セルを無視する」という、一見それっぽいチェックボックスがありますが、 空白をリストから除外してくれる機能ではないです。 所定の条件を満たしたときにチェックを外すと、リストに無い値を入力できなくする。という機能のようです。

この記事では「極めて雑に」「手軽に」空白を削除する方法を紹介します。

空白を削除するために、下記のようにセル参照で縦並びにしました。 f:id:takashi-tobey:20200427142736p:plain

入力者には見えてほしくないのでフォントを白くします。 f:id:takashi-tobey:20200427143026p:plain

他には、別シートを作って非表示にするなど、 普通は触らない位置に設定するのも良いと思います。 そして、ここをリストの範囲にすればOKです。 f:id:takashi-tobey:20200427143132p:plain

これが結果です。空白が削除されているのでリストがすっきりしました。 ただし、この手のものを作りこみすぎるとメンテに苦労するので、 担当者同士で情報共有できるよう準備しておきましょう。 f:id:takashi-tobey:20200427143203p:plain

結合セルは自動化や効率化の敵となることが多いです。 数が多すぎる場合は、フォーマットの見直しをした方が良いと思います。