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ネットワークエンジニアにとってテレコとは?

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/cablemanDSC00130_TP_V.jpg

接続や値が食い違っている(あべこべである)ときに使います。 いくつかパターンを紹介します。

光ケーブルのパターン

光ケーブルのRXとTXが逆のパターンです。

光ケーブルについては、下記の記事も参照ください。 www.it-enjoy.com

本来、下記のように接続するのが正しいですが、

RX ------ TX
TX ------ RX

下記のように接続してしまうことがあります。 こういった場合に「テレコになっていました」と表現します。

RX ------ RX
TX ------ TX

もちろん、テレコではリンクアップしません。

接続先機器が逆のパターン

ケーブルタグが正しく付いていれば安心なのですが、 ラックを跨いだ配線のときに良く起きます。

下記は正しい配線です。 f:id:takashi-tobey:20200305164930p:plain

下記はラック#2側でテレコになっている配線です。 f:id:takashi-tobey:20200305164952p:plain

両方とも接続されてリンクアップしているときは問題に気付かないので、 障害試験(ケーブル抜去)等を実施した際に初めて気付くことができます。

なお、ケーブルタグについて、よろしければ下記の記事も参照ください。 www.it-enjoy.com

パラメータが逆のパターン

最後は単純ですが、以下のようなパターンがあります。

下記は正しい状態です。

ホスト名 IPアドレス
ROUTER01 192.168.1.1
ROUTER02 192.168.1.2

設計次第ですが、下記はテレコの状態と言えるでしょう。

ホスト名 IPアドレス
ROUTER01 192.168.1.2
ROUTER02 192.168.1.1